だいぶ涼しくなって、夜中に窓を閉め、タオルケットをかけて寝ています。昨日はDestinyというアメリカの小柄な女の子が一人旅でやってきました。強いドレッドヘアで真っ赤な口紅と目の廻りの赤いアイシャドーが印象的な彼女は32歳、昨日ワシントンDCから初めての日本に来て一週間日本に滞在予定だけれど、東京、富士山、京都、大阪とまわる弾丸ツアーのようで、30分早く来てしまい、私は支度がまだであわててしまいました。予約は一人だったので、少々優柔不断で着物の選択にあれこれ悩み、堅いヘアのメイクにも手間取ったけれど、ゆっくりできました。頭の良い子なのですが、アメリカ人だなと思うことも多く、早めに私は疲れてきて、夫を呼んでフォローしてもらいつつ、何とか4時間体験を終えました。平日なので柴又も静かで、団子を食べたいというリクエストで亀や本舗に立ち寄ると、何と一本200円になっていてびっくりしました。趣味はケーキ作り、結婚して子供を持つのが夢という彼女はごく普通の女の子で、エアビーを始めた頃はこういうタイプのゲストが多く、一人旅だからたくさん写真を撮って貰えるのが良いと言われたことがあったけれど、彼女もそんな感じでした。七月はキャンセルが続いてきたのは3組、8月は4組とゲストは少なくて、誰もレビューをくれず、デスティニーが速攻で書いてくれたのを読みながら、久しぶりだなと思うのですが、ウガンダ家族やメキシコツアーガイドさん、メキシコトライアスロンカップル、年の差の離れたオーストラリア、フィリピンカップルなど強いインパクトのあるゲスト達と対峙していると、考えることが多くて、レビューを書いてとせがんだ頃が嘘のようです。
世界は広くて複雑だと思いながら、いろいろな国のいろいろなシチュエーションのゲストと会っていると、知らなかったことばかりで、次から次へと知識や感情が広がっていくのが面白いけれど、団子も値上がりして柴又のお店の方々も私も年をとり、いつまでも此処に来て案内するのもできなくなるだろうと思うのです。土曜日に来るクウェートのゲストのことが気になって、イスラム教のことを調べたり、アラビア語の挨拶の言葉を覚えようとしています。デンマークパパにあってから、デンマークのことが気になっているけれど、今度はクウェートも気になるのでしょう。できる限りの準備をしておきます。