「自分自身を勉強すること。正しい見方、正しい考え方、正しい言葉、正しい行動、正しい生活、正しい努力、を正しい心で行わなければなりません。」それを声高らかにはっきりと自分の言葉でいう若い人が出てきています。トップがダメだったら船は沈む、そしてその前にネズミは逃げ出してしまいます。身の回りを軽くして、欲をなくし、動きやすい体を保ち、不平不満を言わず、どんな年齢であっても前に進む努力をしなければなりません。
とにかく辛いことから逃げない。じっと耐える。そうすれば逆風がふっと追い風になった時、あれだけ頑張ったのだから、行けるだろうという、自分に対するよどみない自信が生まれ、一気に力を発揮させることが出来る。人生では自分のスキルを使ってどう投資していくかが大事で、感受性、表現力、鍛錬を重ね、感覚を研ぎ澄ます努力をし続けること。そのことだけを考え、進んで行けばいいのです。人間は不都合を受入れれば入れるほど、能力が伸びていく。都合の悪いことを克服することで、それまでの自分にはなかった発想、言語、スキルが身につくのです。時代を超えても感動が残るもの、多くの人の心を豊かにできるものを作る。
イマジネーション、想像力、そして積み重ねてきた感動も記憶です。そして現状維持では未来はないのだから、本当にいいもの、本当に豊かで質の良い体験をしてもらうには、世界に一つしかない最高のものを作らなければいけない。本当の難しさは自分の中にある。自分で問題を解決して、自分で納得する。それが出来なければ相手に納得してもらうことはできない。一番大切なのは、自分の中にある問題を解決するための体力、気力、知力です。時代を超えても感動が残るもの、多くの人の心を豊かにできるものをつくる、この前買った佐々木香輔さんの快慶の写真集を思い出しました。あの圧倒的存在感は、彼の限りないイマジネーションなのです。
信頼できる医療、リハビリ、食生活の改善、生き方の見直し、あまりに不調で、一時は行く末を悩んだけれど、ここもじっと耐えて、何とか前に進んで行かなくてはなりません。どこにも救いはあるのです。
始まりがはじまっています。体の不調を一つずつ直しながら、明日を進んで行きます。