12月になりました。今年は喪中なので新年の支度も限られ、スーパーに早くも並ぶしめ縄や鏡餅を横目で見ながら妙な気分にもなります。もし来年、今話のあるテナントが決まれば一階は綺麗に片付けるので、それを考えつつ掃除や片付けをして行きますが、11月ラストの日に来たシカゴのゲストは今までに来たことのないタイプで、上手くいかない時どうしたらよいかということを深く考えるきっかけになりました。
前に着付けを習いに来ていた若いママにその話をしたら、難しいゲストが来た時に4時間をどうやって過ごすのか、辛くはないかと聞いてきました。価値観の違う、どうしても相容れない義母との長い同居生活の中での苦しみは半端でなかったけれど、時に温かい気持ちを感じることもあった、でも最後にはまた突き飛ばされ、辛かった日々が続きました。何十年という長い修練の日々が終って思うことは、心が、身体が鍛えられ、何にでも対処できる、耐えられる心が出来ているのです。だから異国人との4時間を、何とか楽しませようと思いつつ、それが上手くいかなくても私は彼女達に対して全身全霊で自分を差し出します。それを受け取るか受け取らないかは全くわからないし、今までもいろいろなケースがあって悩んだりしたけれど、順調に行った時より苦戦し続けた時の方が、自分の魂の燃やし方は違います。とことん出来ることをする。それが世の中を跋扈している鬼たちが仕掛けてくる悪夢から目を覚ます方法だと思うのです。
私たちは夢を見させられています。恐ろしい夢、殺人、放火、洗脳、本当に鬼滅の刃そのものの世界です。自分に負けてはいけない。精神の核を壊されてはいけない。どんな誹謗中傷も悪口雑言も、見なければいい、聞かなければいいのです。やがて真の太陽が昇る、朝日が差して来れば鬼たちは退散していく。己の魂を燃やせ!と絶叫して死んでいった煉獄さんのことを思っています。カウントダウンは始まっています。